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【自動車研究開発科3年生】F-SAEオーストラリア大会に参加 CAMS賞を獲得しました!

12/3~10の日程で、研究開発科3年生はF-SAE オーストラリア大会へ参加しました。

12/4
香港でトランジットし、メルボルンに到着。
ホンダオーストリアの協力を受け、準備を行いました。

12/5:大会初日
機械車検は1発合格と好スタート。
残りの時間を翌日の準備につぎ込む余裕が生まれました!

12/6:大会2日目
静的審査では、A:コンセプト・マネージメント等、B:パワートレイン・電装等、C:フレーム・操作系等、D:サスペンション・ブレーキ等の4つを20分づつ英語で説明。
自ら創り上げたマシンを一生懸命に説明をしました。

その後、輸送で折れてしまったサイドカウルステーを自分たちで溶接してから給油し、チルトテストへ。
これも一発合格と順調に進みます。

続いてのプレゼンテーション審査では、英語での質疑応答では事前に印刷した配布資料を指差し懸命に説明しました。

ここまで順調にきていましたが、騒音テストでトラブル発生。
スロットルが完全に閉じないで、アイドリング回転が高すぎてNGに、アイドリング調整をして再度望みましたが、アイドリング時はOK、高回転時はNGとなりました。
ここで時間切れ、コスト審査に走って向かいます。

コスト審査では、提出したコストレポートの正確性と製造方法の理解が確認されます。
コスト課題は事前に準備したパネルが好評で、褒めてもらえました。

プレゼンテーション審査をしている間に、騒音テストの対策としてグラスウールを新品に詰め替え、サイレンサー出口角度の変更を行い、再挑戦。
結果は合格、ブレーキテストも合格し、車検をすべて終了しました。

12/7:大会3日目
いよいよ動的審査。
この日は、多くのトラブル対応に追われる一日となりました。

まずは0~75m発進加速性能を競うアクセラレーション審査です。
エンジンECUデータの中身が想定していたものと違っていて、9秒台の悪い結果に。
二人目のドライバーは原因を見つけ対応したものの、加速不良は解消されず5.8秒と不本意な結果で終了してしまいました。

一方、オーストラリア大会の他大学のレベルは高く、単気筒でも3秒台のタイムを出す車もあり驚きでした。

加速不良の解消に向け、試行錯誤していると、今度はスタート地点でエンジンが始動できず出走できなくなりました。
懸命に会場で修復を試みて、いろんなことをやりましたが、エンジンは掛かりませんでした。

ピットに戻り、スターターを外して押しがけするとエンジンは始動できることから、エンジン内部のスターターモータと繋がっている1wayクラッチギアが固着が原因と判明。

このパーツは何度も壊れていて、このエンジンの鬼門となっている箇所です。

19時にこれ以上悩んでも解決しないと、エンジンを降ろして分解することを決断。
20時のピットクローズまでの1時間でエンジン降ろし、ギアの分解までを終了しました。

12/8:大会4日目
東京電機大学さんからギアプーラーとパーツを借り、7時から作業開始。


借用したパーツは、1wayクラッチの部品のみ共通なので、それぞれを分解して組みなおす必要があります。

なんとか万力とバイスを使って抜き取り、やすりで磨き、新品と交換するまでで1時間経過。

ここからは何度も先生と組バラシを経験した学生たちが確実に組み上げていきます。


エンジン完成まで40分、エンジン搭載まで30分で、車検場へ。
なんとか9時半に車検合格、給油してエンジンが掛かったときは本当に安堵しました。

そのままオートクロス会場へ直行し、スピードは遅いものの確実な走行で終了しました。

その後、エンデュランスで22kmを二人のドライバーで完走しました。
ドライバーの練習不足はあきらかで、集中力が切れてパイロンを倒したり旗に気がつかず危うく失格になりかけるなどハラハラする場面も。
それでも前日にエンジンが始動せずにあきらめかけたことを考えると、立派に対応できたことは素晴らしい成果です。

結果としてCAMS賞(Inspiring Motorsport Award)を獲得、コストもIC(内燃機関)部門3位を獲得しました。

トラブルにも見舞われましたが、冷静に対処し無事に走行することができた経験は学生たちの大きな成長になりました。
また、他の大学チームや大会関係者、ホンダオーストラリアの方、フレンドリーなオーストラリアの皆さんには大変お世話になりました。
そして、大会参加にあたり応援して下さった皆様、本当にありがとうございました!

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