【‴参戦‴】N-ONE OWNER‘S CUP 第12戦@富士スピードウェイ
本校の同好会：HTEC R＆M同好会がN-ONE OWNER‘S CUP※ 第12戦@富士スピードウェイに参戦してきました。
※N-ONE OWNER‘S CUP：2014年から新たに始まったHondaの軽自動車「N-ONE」によるナンバー付きワンメイクレース。レース 参加者の半数以上の方はレース初心者。市販のN-ONEにいくつか必要な装備を追加すればレース参加車両になり、また、レースも一戦から参戦が可能です。
■N-ONE OWNER‘S CUPのHondaのホームページ
N-ONE OWNER’S CUPとは｜N-ONE OWNER’S CUP (n-one-owners-cup.jp)
■9月23日(金)：富士スピードウェイへの移動
9:30に学生10名※と教職員でホンダテクニカルカレッジ関西を出発しました。台風影響で、道中は雨風が強い地域もありましたが、予定通り17：00に現地到着しました。レース車両の
N-ONEも問題無く、荷降ろしまで完了ができました。
※今回参加する学生メンバーと役割：3年生がドライバーおよび下級生のサポート。1・2年生はレース車両の整備。
■9月24日(土)：レース関連の書類確認、フリー走行、公式車検
昨日から降り続いている雨に見舞われる中、1・2年生がメインで準備を進めるのが初めてということもあり、車両準備に時間がかかったものの無事にフリー走行に間に合わすことができました。
91台と多くのレースエントリーがあったため、フリー走行は2回から3回に分けられ、その内、各チームが２回出走するという形式でした。結果、81台が出走しましたが、天候も不安定で目まぐるしく路面コンディションが変わる中、コースオフやスピンを喫する車両が続出。そのような状況下でも、HTEC R&Mは順調に周回を重ね、フリー走行は29位という結果となりました。
公式車検では、時間に余裕を持って作業を進めることができ、指摘事項もなく無事に車検を通過しました。その後、雨に打たれた学生の体調も考慮し、早めにホテルに帰着し、明日に備えることにしました。明日の予選・決勝は、天気の回復が見込まれ、大幅に路面コンディションが変わるため、上位54台が出走できる決勝に進めるのか不安と期待が入り混じった心境です。
学生たちはフリー走行後のミーティングで、一部作業の見落としと走行直前のリカバリーなど、準備段階での反省が多かったこと、自分たちの焦りがドライバーに負担をかけてしまってたことに気づき、明日の予選・決勝に向けての改善に繋げることにしました。ボルト1本、ナット1個の締め忘れがどうなるか。人の命を預かっていることを自覚し、自分たちができることをしっかり考えて行動する意識が更に身に着いたようです。
また、レース参戦にあたり、技術サポートやピットクルー登録を行って頂いているHonda Cars三重様、ピットクルー交流を行っているHonda Cars京都様、いつもありがとうございます。また、レースには姉妹校の関東校、本校の卒業生もいるホンダアクセス様等も参戦しておりました。
■9月25日(日)：予選/決勝
いよいよ予選と決勝です。最終的に86台がエントリーとなり、予選は、AとBの2組に分かれて行われ、それぞれの上位27台が決勝（7周）に進み、下位がフューチャーズレース（4周）に臨む形式です。
昨日までの天候とは打って変わって完全なドライコンディション。学生たちは一つ一つの作業確認を徹底し、昨日とは違うコンディションの変化をドライバーとも意思疎通を行っていました。
Ａ組に割り当てられた予選では、トラブルフリーで順調に走行を重ね、順位はＡ組24位、総合46位となり本決勝進出を決めました。
決勝直前、レース車両のタイヤ空気圧のセッティングを微調整し、全員でドライバーを送り出し、46番グリッドからスタート。レースは、出走台数が多く、各コーナーで激しいポジション争い。あちこちで接触が発生する白熱したレース展開の中、接触もなく、落ち着いたレース運びでポジションアップ！最後までHonda Cars京都様とデッドヒートを繰り広げ、41位で完走しました。
学生たちは自分たちの懸命な作業が、ノントラブルでの完走に繋がったことを実感できた貴重な経験となりました。レース後の公道車検も確実な作業で問題なくクリアし、レースウィークをゼッケン№の語呂合わせ通り、645（無事故）で終了することができました。
今回のレースには、2021年スーパーフォーミュラシリーズのチャンピオンでM-TEC所属の野尻選手がスポット参戦しており、また、学生たちと交流する時間を設けていただき、野尻選手から直接エールを頂きました。貴重な機会を設けていただいた、M-TEC様、野尻選手様、誠にありがとうございました。
学生だって本気で勝ちに行く！それが、ホンダテクニカルカレッジ関西の部同好会
