【特別講義】Honda Designについて/クレーモデルの制作実習
1月19日(木)に一級自動車研究開発学科の自動車研究開発コースの学園生を対象に、本田技術研究所から出張講義「Honda Designについて」を行っていただきました。
午前中はHonda Designの考え方『人の気持ちを中心に』から、仕事内容から実際に市場で発売された製品を例に丁寧に説明をしていただきました。Hondaの製品作りにおいて、ゼロからモノをつくる発想が必要なこと、また、普遍性の追求や革新的なものの創造が必要であったりすること等、とても内容の濃い講義でした。また、人それぞれ趣味・趣向・好み・価値観が違うことから、デザインには正解がないとのお言葉がとても印象に残りました。
講義後は、自動車研究開発コース4年生が制作したクルマを実際に見て・乗っていただき、講評もしていただきました。
午後からは、自動車研究開発コース3年生にクレー(粘土)を使って、クルマのデザインモデル制作まで実施していただき、とても充実した実習になりました。
※クレイモデルとは、工業用の粘土で形状を作るデザインモデルのこと。主に自動車の形状を検討する際に作られます。外側の見た目や内装はもちろん、空力や使用感などの検討を行うこともできる。クレイモデルは、はじめから人の手作業で形作るのではなく、始めに3Dデータを作成して切削機械でおおよその形に削り出し、様々な工具を使って調整することが一般的です。その後、クレイモデルの上からフィルムの貼り付けや塗装を行うことにより、ボディのカラーや質感などを再現します。
今回の講義にご協力をいただきました本田技術研究所の皆様、誠にありがとうございました。
■Hondaの『Honda Design』の公式サイトはこちら